◆ブログ「青空リポート」青空祭を成し遂げて◆
―実行委員会3役に感謝伝える―
―「大変だったけど、最高の思い出」―
2023年11月24日
<16日にメンバーと面談>
コロナ禍で本格開催は4年ぶりとなる青陵大学・短期大学部の学園祭「青空祭」が10月下旬に開催され、多くの困難を乗り越えて成功裡に終了したことについて、前回のブログで報告しました。今回は、その青空祭を成功させた立役者、「青空祭実行委員会3役」の学生たちと先週の16日に面談し、感謝の意を伝えたご報告です。今回の青空祭は特にご苦労が多かったと思うので、その実情を聞き、来年以降の参考にさせてもらおうと、3役たちにお願いして懇談したものです。
<本格開催を決めたのは大型連休明け>
今回、理事長室に来てくれたのは実行委員長の桑原巧暉さん、副会長の上野向日葵さん(共に大学2年)、同じく副会長の田中花さん(短大2年)の3人と、実行委員会を陰で支えた学務課職員の渡辺弘樹さん、石田雅子さんです。皆さんは苦労しながらも青空祭の新しい土台をつくったことへの充実感などを語ってくれました。話を聞いて、改めて「4年ぶり」の大変さを感じました。昨年は「青空祭」の名前はついていましたが、体育館のイベントに限られ、参加者も学内だけの限定的開催でした。
写真(左)=青空祭実行委員会のメンバーと下支えした学務課職員(左から渡辺、田中、桑原、上野、石田さん) (右)=私も真ん中に入れてもらって記念撮影
コロナ禍の状況を見極めながら、従来のように模擬店を出したり、外部の方にも来てもらったりする「本格開催」を決めたのは、コロナウイルスが5類感染症に移行した5月の大型連休明けでした。学生の皆さんには本格開催の経験がない上、準備スタートが実質6月からでしたから時間もなく、本当に大変だったようです。桑原委員長は「私たちも経験がなかったし、模擬店を出す方たちも要領が分からない。イメージが湧かないので、すべてが遅れ遅れになっていった」と振り返ってくれました。
<実行委員会は女性中心>
ここで実行委員会組織について、皆さんにご紹介させていただきます。そもそも実行委員会メンバーは大学・短大の学友会メンバーと重なっているので「100人以上いる」そうです。しかし、今年は「3役である6人が集まるのもやっと。大勢が集まることはなかなかできず、とても全員が集まることなどはできなかった」と桑原さん。大学と短大が足並みをそろえるためか、役員は全員が2年生だそうです。男女比率は学生比率以上に、圧倒的に女性優位になっています「今年は110人の実行委メンバーのうち、男性は7人。委員長が男性だったことはほとんどなく、3役の中に男性がいることも稀」(桑原委員長)なのだそうです。副会長の上野さんは「看護学部の私は実習もあって、なかなか時間が割けなかったけど、桑原さんはリーダシップがあって、とても頑張ってくれました」と委員長を評します。短大サイドの田中さんも「こちらも就職のことで結構大変でした。委員長はみんなから信頼されていました」と桑原さんを立てていました。そんな2人をにこやかに見守る桑原さんを見ていると、とても良いチームだった印象を受けました。
写真=今回の青空祭で掲示された、コロナ前の「青空祭アーカイブ」の写真です
<特別ゲストは超大物、神木隆之介さん>
準備に追われる中、実行委員会メンバーが盛り上がったのは、特別ゲストに今年の朝の連続テレビ小説「らんまん」に主演し、映画などでも大活躍の神木隆之介さんの出演が決まったことでした。神木さんが特別ゲストとして「トークショー」をやってくれることになったのです。学務課の渡辺さんは「青空祭に関わってくれていた地元の企画会社が話をまとめてくれました。すごいゲストなのでびっくりしました」と振り返ります。驚いたのは実行委員会メンバーも同じです。「みんなで〝やったあ!〟って。俄然やる気になりました」と田中さんは正直に語ります。
写真=青空祭のポスターに登場した神木隆之介さん。青空祭実行委員を勇気づけ、今回の青空祭を盛り上げてくれました
「神木フィーバー」はその後も続きます。「神木さんは青空祭の前に新潟市に下見に来て、新潟のことをウオッチしていったんだそうです。万代島の〝What‘s Niigata〟のモニュメントを見たり、名物のタレカツ丼を食べたりした体験をトークショーでも話してくれました」と桑原さんが言えば、上野さんも「みんな、すっかり神木さんのファンになりました」と応じます。
<神木さんの〝神対応〟>
実行委のメンバーにとっては、神木さんのトークショーの準備が加わって作業量は増したのですが、そこは元気で押し切ったそうです。「一般の方も含めて900人の定員に、多くの希望者の手が挙がり、当日の手配も大変でしたが、幸い混乱もなく、大成功でした」「一般の方だけで400人以上来てくれました。学園を知ってもらう良い機会になったと思います」と3人は口々に語ります。そして、神木さんからの〝ご褒美〟もありました。「トークショーが終わると、実行委員全員と握手してくれたんです」「みんな、手を洗えないね、って興奮していました」と女性陣。未だ、その興奮は冷めていないように感じました。
<次年度へ、それぞれの総括>
写真=今年の青空祭のステージの様子です。今年度の土台を活かして、来年度はさらに元気と活気にあふれる青空祭にしていきましょう
そんな3人に今回の青空祭のそれぞれの総括を語ってもらいました。委員長の桑原さんは「やはり4年ぶりなので、今回、新しい土台をつくれたことは良かった。まだまだコロナ前の賑わいに及ばないそうですし、1号館は盛り上がっていても6号館などは寂しかった。次回はもっと多くの学生が参加してくれて、キャンパス全体が賑わってほしい。次年度のリーダーは女性に戻りそうなので、頑張ってほしい」とエールを送ります。上野さんは「来年はもっと早く告知をして、学生が青空祭の時の日程を空けるようにしてほしい。今回は、『前もって旅行やアルバイトの日程を入れたので行けない』との声を多くききましたから」と言い、田中さんは「私は来年、就職するのですが、今回、青空祭に参加させてもらったお陰で大学の人と大勢友達になれた。これは得難い経験。次回は社会人として遊びに来ようかな」と笑顔を浮かべていました。
今回の懇談に日程が合わず参加いただけなかった小川花恋副実行委員長、3役の寶井渚月さん(共に短大)、滝川こころさん(大学)はじめ、実行委員会のメンバーの皆さん、新しい青空祭の土台をつくっていただき、ありがとうございました!
次年度は、その新しい土台の上に、みんなの力でさらに盛り上がる青空祭にしていきましょう。
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