写真=海の花火が観客と海を照らし出します◆ブログ「青空リポート」・〝青陵の夏〟真っ盛り◆
2025年7月22日
―「100人コーラス」に大きな拍手―
―関屋浜・花火大会の開催も支援―
<猛暑の中、青陵パワーさく裂>
「猛暑」を超えた〝酷暑〟が続く中、新潟青陵学園のパワーがさく裂しています。3連休の中日となった20日には、短期大学部の「100人コーラス」が新潟日報メディアシップ(中央区)で開かれ、集まった観客・市民らに伸びやかな歌声を届け、大きな拍手をいただきました。
また、同日夜には学園からほど近い関屋浜で18回目となる「海の花火大会」が開催され、多くの観客を魅了しました。青陵学園は関屋浜海水浴場組合のメンバーらと共に実行委員会を結成。開催を強力に支援しました。2つのイベントをスケッチします。
<実際は「150人コーラス」>
毎夏恒例となっている短期大学部の「100人コーラス」。近年は古町など中心街で開催され、昨年は江南区文化会館が会場でした。今回は階段ステージがあるメディアシップが会場で、参加者には絶好の〝舞台〟と言えます。「100人コーラス」と名乗っていますが、今回の参加は短大人間総合学科(1年生・2年生)17人と、同幼児教育学科(1年生のみ)134人で150人を超えています。
11時半、メンバーたちがちょっと緊張の表情で入場します。やっぱり150人は大部隊で、階段ステージの半分が埋まっていきます。4人の司会チームが登場しました。こちらはすべて幼児教育学科の1年生です。三輪苺果さんらが手際よく青陵の100人コーラスのことを説明し、指揮者の野口雅史、ピアノの栄長敬子両先生を紹介します。野口先生がかなり高い指揮台に立ち、いよいよステージがはじまります。ここで野口先生はいつものように学生たちの気持ちを高めるよう、学生たちにさまざまなシグナルを送ります。〝野口のマホウ〟とも言うべき儀式です。
写真(左)=学生たちが緊張の入場です (右)=開演に当たり、野口先生が指揮台から学生たちに〝マホウ〟をかけます
<響け!ハーモニー>
コーラスが始まりました。まず、「嵐」の持ち歌の「カイト」でスタートです。〝野口のマホウ〟で緊張が解けたのか、素晴らしいハーモニーが会場の隅々まで届きます。続いて「アイノカタチ」。さらに童謡の「ほたるこい」を合唱曲として披露しました。
写真(左)=熱唱する学生たち。中に一人だけ半世紀以上長く生きている先生が交っています。どこにいるか分かりましたか
そして「点描の唄」と続けてフィナーレを迎える予定だったのですが、学生たちは物足りないのか、「アンコール」を催促?最後に「上を向いて歩こう」で締めくくってくれました。会場も次第に熱気を帯び、アンコール曲の時は手拍子などで大盛り上がりとなりました。
写真(左)=ラスト曲の「上を向いて歩こう」で歌声は最高潮に(右)=ステージが終わって司会の4人組も感無量の表情に。佐々木陽斗さん、堀越渓太さん、横山玲奈さん、三輪苺果さん(左から)、お疲れさまでした
司会チームの堀越渓太さんは「司会に立候補したものの、務まるのかとても不安でした。でも、みんなが盛り上げてくれて緊張がほぐれました。楽しかった」と笑顔を浮かべれば、佐々木陽斗さんは「司会を務めて自分の成長を感じることができました。とても良い経験になりました」と充実の表情。横山玲奈さんは「最初は緊張したけれど、話を振った時にみんなが元気よく反応してくれて、とっても嬉しかった」と振り返ってくれました。
<ガザ地区を支援する募金活動も>
途中で私も司会チームの堀越さんに呼ばれてステージに。学園理事長として、「この学生たちの多くは、あと8か月か1年8か月後には社会の一員として頑張っていきます。私たち青陵学園は、地域から必要とされる人材を育て、学園としても地域から求められるよう努めていきます。これからもよろしくお願いします」などと挨拶しました。
写真=学生たちが募金箱を持って人道支援を訴えました
また、アンコールの前には学生有志が募金箱を持って「(ガザ地区を含む)中東人道支援」をアピール。ステージの途中にも募金箱に善意を届けてくれる方もおり、学生たちは「紛争終結・世界平和」の活動をけん引してくれていました。学生たちにとって実り多い100人コーラスだったと思います。
写真(右)=コーラスが終わり笑顔を見せるピアノの栄長先生と野口先生 (右)=ステージが終わり、野口先生の自撮りスマホで記念撮影
<追伸>
「100人コーラス」のことをブログに書いていたら、新潟日報の窓欄に「100人コーラスに感慨深く」との投書が掲載されました。投稿者は青陵短期大学部の卒業生で、「8年前、在学中に同じ場所で100人コーラスに参加した。短大生活の中でとても印象に残っており、(略)何よりも当日仲間と共に合唱した達成感は今でも忘れられないし、一生の思い出でもある。」などと記載してくれていました。現在県外で保育士さんをやっていらっしゃるようです。米山馨さん、投稿ありがとうございました!(2025年7月26日)
写真=米山馨さんの投稿です
<まずは日本海の夕日を満喫>
写真=日本海の夕日二景です
一方、花火大会の方は19時半のスタートです。19時前には日本海・佐渡へ沈む夕日が花火に先駆けて鮮やかなシーンを演出してくれました。関屋浜は私にとっても思い出の多い浜辺です。長く「海辺の音楽祭」として続いてきた「日本海・夕日コンサート」も最初は関屋浜でのスタートでした。あまりにも観客が集まり過ぎて、3回目から青山海岸に移った経緯があります。その後、関屋浜の花火大会が浜茶屋の皆さんのご努力で始まり、私も新潟市長時代には側面支援的に関わっていました。ロケーションが素晴らしく「コスパ的」にも優れているため、観客が多く集まり過ぎ、交通や警備の面からは何度かご指導をいただいていました。
コロナ禍で中断の後、関係者の皆さんがスクラムを組んで立ち上がり、昨年、本格再開に漕ぎつけたことは素晴らしいことと思います。関屋浜につながる海岸線の汀に立つ本学園では、周辺の松林や浜辺の環境整備に少しでもお役に立とうと思ってきました。昨年からは実行委員会のメンバーに入れていただき、関屋浜周辺の活性化と環境美化に努めてきました。今回は私が大会会長、学園事務局が常任幹事、本学園と連携協定を結んだ「マリンピア日本海」の財団専務理事が副実行委員長を務めています。
<皆さんに感謝のご挨拶>
写真=花火大会の前から、浜茶屋はどこも大にぎわいでした
宵闇が濃さを増してきた7時20分、今回の花火大会会長として挨拶しました。まずは18回目まで関屋浜の花火大会を支え、育ててくれた浜茶屋など海水浴場組合を中心とする実行委員会の皆さんへ感謝の言葉を述べました。そして関屋浜などの海水浴場は新潟市にとって大きな財産であること。まちなかでこれだけ近く、これだけ綺麗で安全に泳げる海がある都市は日本でもあまりないこと。さらに夕日と佐渡がコラボする浜辺はほかにないこと―などを申し上げました。関屋浜などの海水浴場をもっと市民の誇りにしていきましょう。
<100近いプログラムを無事終了>
いよいよ花火の打ち上げです。関屋浜には涼しい風も吹き始め、絶好の花火日和です。花火大会に賛同する企業・団体・地域の方らのご協力により、今年は90組を超す花火が打ち上げられます。
写真=海の花火が観客と浜辺を照らし出します
想いをメッセージに託した2・5号玉単発から4号連発、さらに10組のスターマインが次々と2隻の台船から打ち上げられ、夜空を焦がします。フィナーレの「ミュージックスターマイン」には歓声と拍手が交錯し、素晴らしい花火大会となりました
写真=ミュージックスターマインを含め10組のスターマインが打ち上げられました
関係者によると、今年は昨年の3倍以上、1万人を超す方が関屋浜にお越しになり、「浜茶屋文化」も含めて新潟の夏を堪能してくれたそうです。青陵学園は今後も地域の活性化、地域の誇りづくりを応援していきます。
写真=約1時間で花火大会は終了。皆さん、満足そうでした
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