ブログ青空リポート 4年ぶりの青空祭

教育

◆ブログ「青空リポート」4年ぶりの青空祭◆

―学生たちの弾ける笑顔に感激―

―来年以降への大きな「土台」づくりに―

2023年11月13日

<活動された皆さんに感謝!>

ご報告が遅くなってしまいましたが10月28、29の両日、コロナ禍で4年ぶりとなる青陵大学・短期大学部の学園祭「青空祭」が開かれました。私が理事長になってからは初の青空祭に興味津々で参加しました。多くの学生たちが模擬店の出店やイベントに参加してくれていました。昨年は体育館でのイベントが学生たち限定で開かれたものの、模擬店を出店し学外からの参加者を受け入れる本格開催は4年ぶりですので、学生たちにとっても青空祭は初体験。まさに「手探り」の状態での準備―開催だったと思います。そんな中で学友会が結成した「青空祭実行委員会」には100人を超す大学・短大生が参加してくれました。実行委員長を務めた桑原巧暉さん、副実行委員長の小川花恋さんをはじめ、活動してくれたすべての関係者に深く感謝いたします。ありがとうございました!

写真(左)=4年ぶりに開催された青空祭のステージと模擬店の様子(右)

<「青陵の魅力が詰まった青空祭に」>

実行委員会がつくる青空祭のパンフレットへの原稿を依頼され、理事長として「4年ぶりの青空祭 思いっきり楽しもう」とのタイトルで寄稿し、「みんな楽しみましょう イェーイ!」と締めくくらせてもらいました。やや軽薄な文章でしたが、これまでコロナ禍でなかなか羽を伸ばせなかった学園生活、思う存分味わえなかったキャンパスライフを「青空祭で少しでも取り戻してほしい」との気持ちを込めたつもりです。桑原委員長は「地域や保護者の皆様にもお越しいただける青空祭を、青陵大学・短期大学部の魅力が詰まったものとなるよう、準備を進めて参りました」とのご挨拶、副委員長の小川さんからは「皆様の楽しい思い出となることを祈っています」との言葉がパンフレットの最後に書かれていました。実行委員会の皆さんの意気込みを示すもので、ありがたい気持ちで読ませてもらいました。学園祭の経験がないだけに、実行委の皆さんの努力は大変なものだったろうと推察しています。

<悪天候にも負けない盛り上がり>

写真=青空祭に出店した模擬店。学生たちの笑顔が弾けます

そして迎えた青空祭初日、私は生憎、前日から名古屋に出張で、昼過ぎからの参加となりました。雨模様が気になっていたのですが、会場に行ってみると模擬店は大勢の方でにぎわっていましたし、甲斐甲斐しく接客する学生たちには笑顔が弾けていました。高校生らしい若い方の姿もちらほらと見られました。今回の青空祭には青陵高校との一体感を図ろうと、青陵高校の全生徒に模擬店の利用券を配布する新企画を立ててもらっていました。青空祭を青陵全学園の催しとなるようにとのグッドアイデアです。

写真=青空祭の模擬店(左)と、初日のステージの様子です(右)

私もカレーをいただき、クリームソーダを楽しんで学園祭気分に浸る楽しい時を過ごすことができました。この日は見そこなってしまったのですが短大ファッション分野教科の発表の場でもある「ファッションショー」も青陵ホールで華々しく開催されたとのことです。いつも学園の催しの様子を写真に収めてくれている碓井真史教授から撮った写真を見せてもらい、雰囲気を感じることができました。

写真(左)=模擬店の看板。どこかの先生に似ています (右)=昼過ぎには「売り切れ」の貼り紙が

また、2日目には「体育館イベント」でウインドアンサンブルの演奏やストリートダンス・サークル、大学と高校ダンス部の合同演技などが披露され、大勢の方が鑑賞していました。その後には、今、大人気のタレント、神木隆之介さんの「トークショー」が開かれました。こちらにはお邪魔するのを遠慮したのですが、約900人がチケットを求め、大変な賑わいだったと聞きました。4年ぶりの青空祭は、多くの困難を乗り越えて大成功だったと思います。再度、実行i委員会をはじめ活動された方々に感謝いたします。

写真(左)=大人気だった神木隆之介さん出演のポスター (右)学園に出没した謎の仮装の人たち

<やはり残るコロナ禍の影響>

私にとって、初の青空祭は文句の付け所がないように思えたのですが、コロナ前の青空祭は私の想像以上に盛り上がっていたようです。青空祭に職員として中心的に関わった学務課の渡辺弘樹さんは、「今回、模擬店を出店したのは14~15団体で、コロナ禍前の半分程度。以前は短大のゼミはほとんど出店し、部活単位での出店も多く、出店する場所が足りないほどでした」と語る。やはり、コロナ禍の傷跡はそう簡単に克服されるものではないようです。青空祭の体験がない学生の中には、青空祭への関わり方分からず、アルバイトなど自らの日程を優先した方もいたようです。これは、やはり「もったいない」ことと思います。

<新しい課題に応える>

さらに青陵学園としての新しい課題もあります。「2040将来ビジョン」を作成する際、さまざまな見方・意見をいただきました。その中には「これから少子化の荒波を乗り越えていくには、まず現在の学生・生徒たちが学園生活を楽しめるよう、学園としての努力が必要」、「青陵を持続可能にするには学園の一体感醸成が不可欠で、それを象徴する学園挙げてのイベントをつくるべき」などのご意見や、「青陵は、コロナ禍で薄くなってしまった地域との関係を復活・強化するよう、学園のイベントは地域に徹底開放する姿勢を明らかにすべき」などの方向性でした。

今回は「神木隆之介カード」があったので、トークショウだけで学園外の方から500人近くキャンパスにお越しいただけましたし、次へ向けての大きな「土台」をつくってもらったと思っています。まとめ役の渡辺さんは、「怪我も、トラブルも、事故もなく、4年ぶりの青空祭を終えることができ、まずはほっとしています。今回関わってくれた学生がノウハウを身に付けてくれたし、今回の資料・写真も財産になる。これをしっかりと引き継いで、来年以降につなげていきたい」と中間総括しています。私も「今回の青空祭を大きな土台として、来年度以降、コロナ前以上に盛り上がる青空祭にしていきたいし、新しい取り組みにも挑戦していきたい」と考えています。また、ご助言をお願いします。

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