ブログ「青空リポート」和気あいあいの〝オリキャン〟

教育

◆ブログ「青空リポート」・和気あいあいの〝オリキャン〟◆

―大学新1年生260人が妙高に集結―

―青陵の学生生活、楽しく学ぶ―

2025年4月10日

<在学生スタッフら60人が支援>

昨年から再開された新潟青陵大学のオリエンテーションキャンプが5、6の両日、妙高市の「国立妙高青少年自然の家」で行われ、約260人の新1年生が42人の在学生スタッフ、15人の教職員と共にこれからの学生生活について楽しみながら学びました。

オリエンテーションキャンプ(以後オリキャンと略します)は新型コロナウイルス感染の影響で2020年から2023年まで休止しましたが、昨年、5年ぶりに再開しました。青陵大学では入学式直後の土・日で開催することが恒例となっています。少し慌ただしい気もしますが、「入学式の後、時間をおいてしまうと学生同士でグループができ、それが壁になってしまう。〝鉄は熱いうちに打て〟ではありませんが、まっさらのうちにオリキャンをやった方が一体感が出ていいんです」と経験豊富でリーダー格の中野充准教授は語ります。

<バス6台で学園から妙高へ>。

青陵大学をバス6台に分乗して朝9時に出発した一行は、バスの中から自己紹介タイムやクイズ大会・ゲームで緊張を解くようにスタッフらがリードします。それでも2時間半程度では緊張感は〝全面解凍〟まではいかず、妙高に到着した時もかなり硬さが残っている印象でした。

写真=雪の残る自然の家から妙高山を望みます

この冬は雪が多かったため、自然の家周辺はまだ1メートル近く雪が残り、建物には窓ガラスが割れないようにする雪囲いがされたままでした。学生たちはその雪景色に驚いたようでした。

写真(左)=妙高地区を紹介する水澤所長 (右)=オリキャンについて説明する中野准教授

 

写真=オリキャンを支えた在学生スタッフ

妙高青少年自然の家では全員がプレイホールに集合して、まず「開会式」。木村哲夫学長がオリキャンの狙いなどを説明し、自然の家の水澤哲所長がパネルを使って妙高地域をミニ紹介してくれました。その後、ダイニングホールで昼食。かなり緊張もほぐれてきたようです。

写真(左)=自然の家には3月に青陵大を卒業した青木真乃さんが勤務していて、後輩たちに挨拶してくれました (右)=青木さんとは私たちも久しぶりの再会です。いい先輩がいい職場に就職してくれました

<友達100人できるかな?!>

写真=緊張をほぐすため、みんなで体を動かします

午後からはプレイホールに再び全員が集まって本格的オリキャンのウオーミングアップです。初対面の人が多く、まだ不安と緊張が残っている学生たちの気持ちをほぐそうと「アイスブレーキング『ドキドキ!ワクワク!初めまして!友達100人できるかな?』が在学生スタッフのリードで始まります。全体で体を動かしてから、8人ほどでグループとなっての自己紹介ゲームでお互いを知り、ペーパータワーづくりで一体感を育みます。

写真=紙を使ってタワーをつくり、高さを競うゲームです

次いで「学生便覧」の内容を紹介する「学生生活オリエンテーション」、「青陵ボランティア活動」の紹介と続きます。午後4時過ぎからは学部ごとに分かれての交流会で親睦を深めます。夕食・入浴の後、今度は在学生や教職員との交流会「夜更かしホンネトーク!」で年齢の壁を取り払います。

<2日目は残雪の大自然の中で>

オリキャンは2日目も楽しい企画が盛りだくさん。朝9時からは妙高の大自然の中でのグループレクリエーションがスタートしました。ここでは地元の方の協力も得て、在学生スタッフが餅つきをして振る舞ってくれました。昼食の後、表彰式も兼ねた閉会式が行われ、妙高での日程を終了しました。帰りのバスでは新入学生たちはすっかり打ち解けた様子で、みんなが「チーム青陵」の一員となった雰囲気だったそうです。

写真=雪の残る妙高をみんなで歩きます

<アンケートに見える本音>

オリキャンを終えた後のこちら側の楽しみは、新入学生たちが書いてくれる「事後感想文」です。昨年、5年ぶりに開催したオリキャンの感想文では、高校時代はコロナ禍で集団生活を経験できなかった方が多かったせいか、「本当は参加したくなかった」、「集団で行動するのは気が進まなかった」との書き出しが多いのに少し驚きました。その感想が後半では「終わってみたら、すごくいい思い出ができた」、「仲間もできたし、キャンパスライフが楽しみになった。参加して本当に良かった」などと変化していきました。

写真=昼食の時の歓談風景です

写真=いよいよ閉会式。在学生スタッフに満足そうな笑顔が広がりました

<今年の感想をミニ紹介>

今年の感想は今、集約中ですが、いくつかご紹介します。

―「最初は全員緊張していたと思いますが、帰る時は楽しそうな顔をしている人が多く、素晴らしいキャンプだったと感じています」

―「茶話会では不安に思っていたことや分からなかったことを先輩に聞くことができ、適切なアドバイスもいただけました。お陰で大学生活で自分がやりたかったことがより明確になったし、自分の目指す職業に向かって頑張りたいと改めて思うことができました。オリキャンはこれからも続けてほしいです」

―「授業や友達づくりに不安なことがあったけど、仲間が沢山できて、先輩たちにもいろいろ質問できた。学生スタッフや先生方、準備運営してくださって本当にありがとうございました」

感想文にはこんな言葉が並んでいました。

<「来年はスタッフとして参加したい」>

写真=来年のオリキャンもこんな笑顔が広がるよう努めます

このような感想文を読むとやはり嬉しくなります。そんな中でも「来年はスタッフとして参加したい」と書いてくれると、「やって良かった」との気持ちが高まります。

―「先輩・後輩の上下の関係と同学年の横の関係を(同時に)広められた。学年が上がった時、スタッフとして是非参加したいと思っています」

―「本当に楽しかったです。先輩方の盛り上げ方もとても上手だったし、多くの人と関わることができました。企画してくれた先輩方のように、私も来年はこのイベントのスタッフとして参加したいと思いました」

こんな感想がまた来年も寄せられるように努め、オリキャンを青陵大学の良き伝統として発展させていきます。また、新入学生にとって、これからの学園生活が楽しく充実したものになるよう、教職員みんなで努めていきます。

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました