◆ブログ「青空リポート」・月見草の会◆
2025年7月7日
―夏の風物詩「月見草の会」を開催―
―女子バスケの「勝利報告」も―
<コロナ禍を乗り越え、復活>
7月4日、新潟青陵学園が地域の方たちと協力して育てている月見草(オオマツヨイグサ)をテーマに、音楽文化などを楽しむ「月見草の会」が大学・短大キャンパスで開かれました。コロナ禍で一時中断していたのですが、2年前に復活し、今やキャンパスの夏の風物詩として欠かせない行事になっています。会の様子をスケッチします。
<「育てる会」と地域の方の尽力>
月見草は以前、青陵学園が位置する西海岸に数多く咲いていたのですが、環境の変化で減ってしまっていました。それを新潟日報社の社長夫人だった小柳マサさんが「月見草を育てる会」を組織して、復活させた経緯があります。青陵学園も小柳さんらと一緒に復活に努めてきました。これまで学園では毎年、月見草の素晴らしさを伝えながら楽しむ「月見草の会」を開いていたのですが、マサさんは残念ながら他界され、月見草の会もコロナ禍で中断してしまいした。
しかし、青陵学園は2年前から学園周辺の松林を「青陵の森」として整備に入り、月見草を育てる会の活動も地域の方と一緒に復活させました。私は新潟日報社に勤めていたことがあるため、日報さんが継いでいた育てる会の会長職を今は引き受けており、開会の挨拶では「マサさんの思い出」も話させてもらいました。また、嬉しいことに今年もご近所の自治会「旭水会」のメンバーら地域の方が参加し、会を盛り上げてくれました。
<歌と演奏で大盛り上がり>
お楽しみステージに先立ち、青陵学園園芸部の公平優希さん(短大2年生)が「これからも月見草を増やしていく活動を地域の方と共に続けていきたい」と語ってくれ、いよいよステージ開始です。
写真=ウインドアンサンブルの演奏です。2階にも観客がいますね
写真=ウインドアンサンブルと合唱団のコラボが始まります
今年の会は新潟青陵ウインドアンサンブルの〝ジブリメドレー〟などで賑やかにスタート。そこに短大幼児教育学科2年生有志合唱団100人ほどが加わっての「新潟青陵学園歌」で一気に盛り上がります。幼児教育学科2年生はこの夏、メディアシップを会場とする「100人コーラス」が控えていることもあって気合十分。さらに嵐の「ふるさと」を歌い上げてくれました。
写真=幼児教育学科2年生有志が伸びやかな歌声を響かせてくれました
<強豪校撃破の報告>
写真=強豪・武庫川女子との対戦を知らせる映像ボードです
次は先月行われた西日本学生バスケットボール選手権大会で、強豪校・武庫川女子大などを破り決勝トーナメントに進出した女子バスケ部の報告です。同選手権大会で「北信越勢が決勝トーナメントに進んだのは、おそらく初めて」とバスケ関係者が言うほどの快挙です。武庫川女子大はバスケの世界では強豪として知られているだけに、同校に45対41で競り勝った価値は大きいものがあります。今後の活躍にも期待しましょう。選手権大会の様子が映像で映し出され、部代表の2人が挨拶すると、大きな拍手が沸き起こりました。
写真(左)=「見事、勝利」の映像が映し出されます (右)=2人の女子バスケ部員が喜びの報告です
<菅原短大学長のフルートも>
写真=菅原短大学長のフルートと栄長さんのピアノの競演です
ステージが再開されると、今度は菅原陽心・短期大学部学長のフルート独奏です。短大准教授の栄長敬子さんがピアノで伴奏し、ピアソラの曲を奏でてくれました。さらに民謡「こはく会」が佐渡民謡メドレーで続き、能登宏特任教授がウクレレのソロ演奏。短大の非常勤講師を今年から務めてくれている椎谷照美さんが「絵本歌」を披露してくれました。椎谷さんは「素晴らしいステージに感動でした。学生さんも先生方も素晴らしかった」と感想を述べていました。
ステージはさらに筝曲部の演奏「ケセラセラ」、ダンス部の演舞「雪幻」と続き、大盛り上がりで終了しました。
<モンゴルの留学生も参加>
写真(左)=モンゴルからの留学生と新潟フィリピン協会にアロッソ会長 (右)=視線の先にはウインドアンサンブルと合唱団の競演が
さらに今年は嬉しいことに、モンゴルから青陵高校に来てくれている2人の留学生も見学に来てくれ、青陵学園と包括連携協定を結んでいるモンゴルのエルデミーンエフレル学園のバヤンサン代表も顔を出してくれました。また、こちらも学園と協定を結んでいるフィリピン・セブ島のサンカルロス大学との縁を繋いでくれた新潟フィリピン協会のアロッソ会長も来てくれるなど、国際色も豊かな会にしていただきました。皆さんに感謝です!
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