◆ブログ「理事長・篠田の青空リポート」◆
2023年4月17日
―大人気のキッチンカー
キャンパスらしい賑わい戻る―
入学式から2週間が過ぎ、青陵キャンパスには活気・賑わいと同時にやや落ち着いた雰囲気が出てきたようです。これまで新型コロナウイルスの感染でキャンパスライフを謳歌できない月日が続いていましたが、「3年ぶりに学園らしい賑わいが戻ってきた」と先生たちは言います。理事長になって1年3か月ほどの私は、コロナ禍の中での青陵学園しか知らないため、新入生らと同じくキャンパスの賑わいは初めての経験です。
<10日からキッチンカー第2弾>
写真=1号館の脇の芝生広場です。この日はキッチンカーが2台、店開きしています
中でも賑わいの中心になっているのが1号館から青陵幼稚園へとつながる芝生広場です。うららかな陽光に誘われるように、昼休みなどには学生たちが数人ずつ輪になって歓談する姿があちこちに見られます。
写真(左)=学園向かいの松林も良い景観をつくっていますし、(右)の幼稚園側を望む眺めも素敵です
その賑わいが10日から加速しました。1号館脇にキッチンカーが出店を始めたのです。毎日1~2台のキッチンカーが窯焼きピザやピッツァ、パスタ、カレー、屋台ごはんなど、それぞれの自慢の味を届けてくれ、学生たちに大人気になっています。
<学務課の職員が発案>
キッチンカーの出店を考えたのは学園学務課の渡辺弘樹さんです。昨秋から対面授業が全面復活し学生食堂も再開したものの、なかなか活気が戻らなかったことを心配し、「何か、学生さんらが元気の出ることをやろう」と考えて、キッチンカー出店のアイデアに行き着きました。渡辺さんは30代前半と若く、学生たちと気持ちが近いことも良いアイデアに結びついた一因かな、と感じています。渡辺さんはキッチンカーのお店に直接電話したり、出向いたりして出店を交渉。まず今年1月下旬から2月初めまで試験的に「キャンパス・キッチンカー」を始めました。ここで手ごたえをつかんだ渡辺さんは「年度明けから第2弾をやろう」と準備を進めてくれました。キッチンカーのネットワークも広がり、出店希望のオファーも出始め、今回は8台が大型連休前の28日(金)まで交代で出店してくれています。
写真=学園内に貼り出されたキッチンカーの案内です
<2、3人でシェアもOK>
昼休みには長い行列ができることもありますが、学生の皆さんはグループでおしゃべりしながら行列も楽しんでいるようです。窯焼きピザ・ピッツァなど千円を超えるメニューには、「学生限定での値引き制度もあったり、ピザを2、3人でシェアしたりすることもできます」と学生たちはお手軽価格での味を楽しんでいるようです。中には女子学生が好む軽食やスイーツ系を出す店もあり、日替わりの味を楽しんでいるようです。
写真=(左)はピザ、(右)はパスタのキッチンカーです
大好評を受けて渡辺さんは連休明けからの第3弾を仕込み中です。「期間を長くしてほしい」との店側の意向も聞いて、「第3弾は夏休み前までを考えています」と渡辺さんは言っています。
写真=館内も賑わっていますね
<芝生空間をさらに快適に>
キッチンカーの賑わいに触発されたこともありますが、学園全体でも芝生広場をさらに快適に楽しめるプランを考えています。例えばテントを張ってテント体験ができる場にしたり、カフェを開いたりすることもできますし、ダンスのワークショップなどミニイベント会場や学生の各種発表の場にも使えるかもしれません。キャンパスの楽しさを地域の方に知ってもらう場としても活用していきたいと思います。
写真=(左)は幼稚園との境界付近、(右)は6号館脇の松林です。もう少し工夫できそうです
芝生広場の活用も、先に紹介した「青陵プロミス~地域とのお約束」の中での「青陵が地域にあってよかった」と思ってもらえる身近な実践と位置付け、できることから取り組んでいきます。教職員の方からのアイデアも大歓迎ですし、今後、地域との交流が本格的に再開されれば地域の声も聞いていきます。今年度中に芝生広場周辺の環境を改善し、青陵学園の楽しさを多くの方に味わってもらいましょう。また、よろしくお願いします。
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