ブログ「青空リポート」・5年ぶりオリエンテーションキャンプ

教育

◆ブログ「青空リポート」・5年ぶりオリエンテーションキャンプ◆

―大学新1年生250人、楽しみながら学ぶー

2024年4月8日

<バス6台で「妙高自然の家」へ>

新型コロナウイルス感染拡大の影響で2020年から実施できなかった新潟青陵大学のオリエンテーションキャンプが6、7日の両日、妙高市の「国立妙高青少年自然の家」で5年ぶりに開かれ、約250人の新1年生が37人の在学生スタッフ・12人の教職員と共に学生生活について楽しみながら学びました。

青陵大学をバス6台に分乗して朝9時前に出発した一行は、バスの中から自己紹介タイムやクイズ大会・ゲームで打ち解けた様子。教職員の話では、「今年の1年生は大変に元気が良い」そうで、11時半ごろ、妙高に到着した時も元気いっぱいでした。2日間の日程を終えた新1年生は「グループで行動しているうちに、どんどん友達ができました」「先輩たちがリードしてくれたので、すごく楽しく過ごせた。これからの学園生活が楽しみ」と口々に語っていました。

写真(左)=キャンプは好天に恵まれ、妙高山が学生たちの活動を見守ってくれました (右)=妙高山と自然の家の施設

<木村学長らが参加して開会式>

妙高青少年自然の家は、独立行政法人国立青少年教育振興機構が運営する施設です。青陵学園のボランティアセンターが長年、活動に協力していることもあって、ボランティアセンター長を務めた中野充准教授らは施設職員とは旧知の仲の様子。到着した一行はプレイホールに集まり、まず開会式。

写真(左)=今回のキャンプを支えてくれた在学生スタッフ (右)=キャンプ中の注意事項を伝達する中野充先生と在学生の学部リーダーの2人

木村哲夫学長から「コロナ禍も終わり、今年は5年ぶりにみんなとオリエンテーションキャンプができます。今日、明日は皆さん、はしゃいでもいいから仲間を沢山つくってください」と挨拶。私は「オリエンテーションは一生の思い出になる催し。60年近く前に体験した私も、大学での勉強はともかく、オリエンテーションのことはよく覚えています。楽しい2日間になると思うけど、リーダー役の上級生も初めての体験なので、あまり上級生に迷惑を掛けないように」と、ちょっぴりブレーキを掛けておきました。

写真(左)=開会式で話を聞く新1年生たち (右)=楽しい昼食風景

その後、引率リーダーの中野先生から施設利用上の注意などを聞いた後、楽しみにしている昼食タイム。この施設は食事がうまいことでも知られており、学生たちは名物のカレーやラーメンをお替りして満足そうな様子でした。

<グループでゲーム、先輩のお話も>

写真(左)=ブレイキングで進行役を務める在学生リーダー (右)=みんなで体を動かします

昼食の後は、まだ緊張や不安を感じている新入学生をさらにリラックスさせるため、8人程のグループに分かれてのブレイキング。在学生スタッフがリードしながらグループでの自己紹介やゲームを楽しんで一体感づくり。

写真(左)=輪になってのゲームです (右)=こちらもゲームに熱中しています

その後は「学生生活オリエンテーション」が行われ、次いで看護学部を数年前に卒業し、今は長岡赤十字病院で看護師として働いている岩城桃子さんが「SEIRYOボランティア活動」と題してミニ講演。岩城さんは「夜勤明け」の疲れも見せずに、ボランティア活動の魅力について語ってくれました。

写真(左)=ミニ講演をしてくれた岩城桃子さんと自然の家のスタッフ 

(右)=キャンプを下支えしてくれた在学生スタッフが勢ぞろい

ミニ講演の後、岩城さんは「学生さんたちの元気な姿を見て、私も『初心に帰って頑張ろう』との気持ちになりました。これからも卒業生として、できることをやっていきたい」と語ってくれました。このような先輩が「青陵アルムナイの〝宝〟なのだ」と改めて感じる、献身的な活躍でした。

さらに「看護」と「福祉心理子ども」の学部に分かれての「学部別交流会」で交流を深めました。夕食会の後も「語らNight」と名付けた、自由参加の交流会で在学生・教職員と懇親を深めてくれたようです。

<2日目は餅つき大会も>

2日目は、私は参加できませんでしたが、「野外グループレクリエーション」で餅つきなどを楽しんだそうです。昼食の後、閉会式を開いて妙高での活動を終了。友達づくりや先輩との絆づくりなど、思い出たっぷりの2日間となったようです。

写真(左)=力を合わせての餅つき風景 (右)=妙高の自然も楽しみました

中野先生は「コロナ禍での4年間でグループ活動もままならず、先輩が新1年生の面倒を見るサイクルも一度絶えてしまったが、このオリエンテーションキャンプが良いきっかけになると思う。在学生スタッフも2日間で良いチームになってきました。AI時代だからこそ、このような自然環境の中での活動が重要と思います」と語っていました。

<嬉しい感想も続々と>

参加した1年生から感想が届き始めました。その中には、「初めはすごく不安で行きたくないと思っていましたが、先輩や先生方が楽しい企画を考えてくださり、来て良かったと思えるキャンプになりました」「オリエンテーションキャンプは想像以上に充実していて楽しかったです。本当のところ、行く前は憂鬱で、みんなで『行きたくない』などと言っていたのに、帰るのが名残惜しかったです」「たくさんのレクや活動を通して多くの人と仲良くなれて良かったです。茶話会では先輩方から大学生活や履修登録についてのアドバイスを聞けて、悩みや不安を解消することができました。スタッフの皆さんに感謝です」「正直、不安しかなかったオリエンテーションキャンプでしたが、想像の10倍以上楽しかったし、友達ができたので大満足です」などの嬉しい感想も寄せられています。

新1年生にとって、これからの学園生活が楽しく、充実したものになることを祈念しています。

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