◆ブログ「青空リポート」・ボランティア表彰◆
2025年3月11日
―「この活動をやったから成長できた」―
―リーダー格2人、晴れの授与式―
<能登半島地震でも活動>
本学園が誇るものの一つにボランティア活動があります。特に大学・短期大学部には「ボランティアセンター」(佐藤貴洋センター長)があり、毎年、活発に活動してくれています。昨年発生した能登半島地震でも学生たちが現地に赴き、復旧・復興に尽力してくれています。また、日本赤十字社新潟支部と連携して街頭募金や石川・珠洲市への救援物資の積み込み作業、さらに新潟市内でも液状化により大きな被害が発生したことから西区災害ボランティアセンターの活動にも参加して砂の除去活動に汗を流していました。
写真=青陵ボランティアセンターの情報誌。これまでの活動などが紹介されています
本学のボランティアセンターの特徴は、入学した学生たちを先輩たちが同じ学生の目線で指導する「学生ボランティアコーディネーター」がセンター直属のスタッフとして活動していることです。そのグループ名は「ぼらくと」。「ボランティア」+「アクト」の造語です。活躍した「ぼらくと」メンバーを学内表彰したことは2月18日の「青空リポート」で紹介させていただきました。
<国の教育振興機構から表彰>
そんな学生たちが今度は、「独立行政法人・国立青少年教育振興機構」から「令和6年度法人ボランティア表彰」を受けました。表彰されたのは社会福祉学科4年の青木麻乃(まの)さんと、看護学科の杉田真桜(まお)さんのお2人です。2人は「ぼらくと」メンバーではありませんが、同教育振興機構の「国立妙高青少年自然の家」などの活動が評価されました。
3月10日、本学園に同機構の古川和理事長の名代として国立妙高青少年自然の家の水沢哲所長ら3人が本学園にお越しになり、「表彰状授与式」を開いていただきました。授与式に当たり水沢所長の挨拶の中で、同機構の活動や役割、そしてボランティア表彰の意義についてご説明をいただきました。次いで青木さん、杉田さんに古川理事長名の表彰状を授与いただきました。
写真=水沢所長が表彰の趣旨などを説明されました
<素晴らしい2人の活動内容>
青木さんは高校1年生の時からボランティアに登録し、7年間活動を継続されたことが高く評価されました。延べ活動日数は99日間に上り、「特筆すべきもの」だそうです。「後輩の子どもた一人ひとりに声掛けして、成長や発見を支援。多くの方から信頼され、リーダー的役割を果たした」ことも表彰理由に上げられました。
杉田さんは大学1年生から4年間、ボランティア活動継続。3年銘には妙高青少年自然の家の「はねうまキャンプ」で企画運営に当たったことや4年時で同自然の家のボランティアリーダーとしての活動などが評価されました。表彰理由には「明るく落ち着いた性格で、子どもたちに的確に助言し、後輩の良き手本となった」などが挙げられました。
<2人の感謝の言葉に感激>
次いで2人がお礼の挨拶をされました。
青木さんは小さい時にボランティアをした時、先輩のお姉さん、お兄さんからやさしく声掛けされたことで高校1年生からボランティア登録したのだそうです。「高1の時も『分からないことがあったら何でも聞いてね。みんなで支えるよ』と言われ、ボランティア活動の素晴らしさを感じることができました。だから私も同じように声掛けしていきました。ボランティアをやって得ることが沢山あり、成長できたと思います。自然の家の職員さんにも感謝しています」と述べてくれました。
写真=受賞し、感謝の言葉を述べる青木麻乃さん(左)と杉田真桜さん
杉田さんは「ボランティア活動はただただ楽しくて―。もしボランティアをしていなかったら、出会えなった方が沢山いると思いますし、成長も感じることができなかったのでは」と言います。「ボランティアをしていなければ未熟なままだった私も、春からは養護教諭として子どもたちに接することができます。皆さんに感謝です」と締めくくってくれました。
ボランティア活動を成長の糧とし、自らを育ててくれた関係者に感謝する2人の姿勢に感激しました。
<受け継がれるボランティアのバトン>
この後、私からも表彰してくれた教育振興機構と、お2人に感謝の言葉を述べさせてもらいました。表彰状授与式は佐藤センター長、そして佐藤さんの前任者だった中野充先生が見守ってくれました。中野先生は妙高青少年自然の家の運営協議会の委員を務め、今回表彰を受けた青木さんは春から同施設に勤務することが決まっています。
写真=授与式の後、記念撮影する受賞者と関係者
これからは、2人の後姿を見てきた後輩たちが青陵のボランティア活動を引っ張っていってくれると確信することができました。青陵のボランティア活動のバトンは力強く受け継がれていきます。
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