ブログ「青空リポート」賑やかに学園活動

教育

◆ブログ「青空リポート」学園活動 賑やかに◆

2023年7月13日

―〝月見草の夕べ〟大盛り上がり―

―高校では「スポーツごみ拾い」に70人―

<鏡淵小ではダンス・ワークショップも>

コロナ禍が収まってきたことを受けて、新潟青陵学園では学園活動が賑やかに展開されるようになりました。5日には学園の恒例行事だった「月見草の会」が4年ぶりに開催され、大学・短大の学生と学園の教職員が一緒に「手づくりステージ」で盛り上がりました。

写真=教職員有志「青陵ウクレレ会」による「バラが咲いた」の演奏です

また、4日には青陵高校のSDGs推進委員会メンバー約70人が学園近くの寄居浜から関屋浜にかけて「スポーツごみ拾い」(スポごみ)に挑戦。今年度から青陵学園が地域や行政と共に取り組む「青陵の森と浜辺リンク」プロジェクトの一翼を担ってくれました。

写真=青陵高校の生徒たちが学園近くの浜に展開して、ごみを拾ってくれています

さらに12日には、青陵学園と包括連携協定を結んだダンスユニット「チビユニティ」のメンバーが講師となって、鏡淵小学校の特別支援学級を対象にダンスのワークショップを開催。関係者を含め十数人がダンスの魅力について身をもって体験しました。この取り組みは青陵学園がコーディネート役になって、チビユニティのダンスを市内の小中学校にお届けする一環として実施されました。

写真=鏡淵小体育館で、チビユニティのメンバー3人が元気いっぱい指導してくれました

<学生や教職員が演奏や歌声>

青陵学園が位置する新潟市の西海岸では月見草が自生していますが、これをみんなで育てて西海岸の名物にしようとする取り組みが「昭和の時代」から続けられています。「月見草を育てる会」を結成し、中心となって運動を進めた方が新潟日報元社長夫人の小柳マサさん(故人)でした。青陵学園では、関昭一元理事長がこの運動に共感。学園として「月見草植栽プロジェクト」をスタートさせました。3年前からコロナ禍で活動を休止していましたが、今年4月に再開。その様子は以前、このブログでも紹介しました。青陵学園では植栽プロジェクトと並んで、毎年7月に〝月見草の夕べ〟とも言うべき「月見草の会」を開催。ウクレレ演奏などで盛り上がり、学園の名物の一つとなっていました。

写真=演奏や歌声が次々と披露され、地域の方も含めみんなで楽しんでいます

今年は4年ぶりに「月見草の会」も再開され、学園1号館学生ホールに用意されたステージでは本学園のウインドアンサンブルの演奏を皮切りに、学生たちの合唱や教職員によるウクレレ演奏などが次々と披露され、コロナ禍以降では最高の盛り上がりを見せていました。

写真(左)=青陵ウインドアンサンブルの演奏です (右)=菅原陽心短大学長がフルート、浅見直・前看護学部教授がピアノを披露してくれました

<「スポごみ」県チャンピオンも参加>

4日に開催された「スポごみ」は、チームのメンバーと制限時間内にごみを拾い、ごみの量と質でポイントを競い合う新スポーツです。青陵高校ではSDGsを実践するボランティア活動の一環として開催されました。ちょうどこの日は、「青陵の森と浜辺リンク」プロジェクトに関心をもった新潟市役所の佐久間なおみ中央区長らが青陵学園周辺の松林と海辺の視察に訪れており、「スポごみ」の様子も視察してくれました。また、青陵学園と包括連携協定を結び、学園周辺の松林整備に全面協力してくれている(社)「スマイルストーリー」の綱本麻利子代表と高橋智恵副代表も中央区役所と学園の意見交換の場に参加していましたが、このお二人が先日開催された「スポごみ」の県選手権で優勝し、全国大会に出場することが判明。急きょ、「県チャンピオン」として生徒たちを激励するハプニングもありました。

写真(左)=手に手にトングやごみ袋を持って集まった青陵高校生徒がスポごみの前に気勢を挙げています (右)スポごみ県チャンピオンの綱本さんが激励の挨拶をしてくれました

生徒たちは指導者から「スポごみ」のルールや活動範囲などを聞いた後、代表3人が〝選手宣誓〟。その後、グループを組んで寄居浜から浜辺に展開して「スポごみ」に汗を流していました。

<特別支援学級の子どもたちを対象に>

12日に鏡淵小学校で開かれたチビユニティのダンス・ワークショップは、初の試みとして特別支援学級を対象に開かれました。チビユニティのメンバー3人が講師役となり、体の動かし方など基礎的な段階から、リズムに合わせてダンスをつくっていく過程などの動さを丁寧に子どもたちに伝授。最初は戸惑い気味だった子どもたちも、すぐに笑顔になり、体を揺らしながらリズムを取り始めていました。

写真=チビユニティのメンバーから体の動かせ方などを聞いて、子どもたちも元気にリズムを取り出しました

青陵学園ではこれまで、内野小学校や鳥屋野小学校でチビユニティのダンスパフォーマンスをコーディネートしており、その2校では全校の子どもたちを〝熱狂の渦〟に巻き込んでいましたが、今回は小規模ながら気持ちのこもったワークショップとなりました。また、その場には特別支援教育に知見を持つ青陵学園の教員も参加。今後、青陵がチビユニティと組んで教育現場でどんなコラボレーションが可能になるかも探っていきます。

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