◆「新潟の青空記者 篠田昭のつぶやき」の姉妹版
新ブログ「理事長・篠田の青空リポート」を始めます◆
2023年4月9日
―地域とのお約束「青陵プロミス」を作成しました―
写真=サクラ3景①青陵学園正面のサクラです。今年は3月に開花しました
<「ポストコロナの時代」に>
私が新潟青陵学園理事長に就任してから1年3カ月が過ぎ、2023年度が始まりました。この間、新型コロナウイルスの感染拡大が波状的に続き、学園の活動が思うに任せぬ期間が続きましたが、ようやく収束の兆しが見えてきました。青陵学園も「ウィズコロナの時代」から、「ポストコロナの時代」へと舵を切り、新しい学園活動を本格化させようと考えています。
<「青陵将来ビジョン」を作成中>
いま、全国の学園は激しい少子化の荒波に見舞われ、生き残りを懸けた取り組みを迫られています。青陵学園でも昨年度は「学園持続可能にする土台をつくる」との理事長ミッションを発出し、昨年9月には「2040年の青陵学園の目指す姿を明らかにする」との問題意識の下、「青陵学園将来ビジョン策定本部」を設置し、プロジェクトチーム(PT)が具体作業に取り掛かりました。「将来ビジョン」の策定は学園にとって重要な作業ですが、地元・新潟の地域、社会にあっては「将来ビジョンもいいけれど、私たちにとっては『青陵がこれから地域のためにどんな活動をするのか』の方が大事」との声も耳に入ってきました。学園理事長として、もっともなご意見だと思います。
<「地域から期待される青陵」を目指して>
理事長として、青陵学園の「将来の姿」をお示しする時、同時に青陵学園が「今、取り組むこと」を明示して、地域から、社会から、「その方向で大いに頑張れ!」とハッパをかけていただくことが大切だと考えました。そこで、「青陵学園 将来ビジョン」を仕上げるに当たって、「青陵プロミス~地域へのお約束」を学園理事長として作成し、「2023年度 理事長ミッション」として学園内に周知することにしました。「新潟県民・新潟地域から支持され、求められる青陵学園」を目指して、「ポストコロナの時代」に一歩一歩歩んでいきます。
以下に掲載する「青陵プロミス~地域へのお約束」を10日の学内拡大理事会で確認し、今年度からできる限り取り組んでいきますので、ご支援・ご協力をお願いします。
写真=サクラ3景②こちらは満開になった鳥屋野潟のサクラです
◆「青陵プロミス~地域へのお約束」◆
―県民・地域から支持され、求められる青陵学園へ―
<「青陵が新潟にあって良かった!
地域にあって良かった!」と言われる青陵学園を目指して>
*超少子・超高齢社会にあって
・青陵は子育て、看護・介護分野の人材を育て、地域の暮らしの質を高めま
す(大学看護・福祉心理学部+子ども発達学科、短大幼児教育・人間総合
学科を中心に)
・青陵は子育てや学び、暮らしの不安を軽くし、安心な地域を築きます(大学福祉心理
子ども学部、短大人間総合学科、高校、幼稚園を中心に)
*AI・ロボットの時代にあって
・青陵は新潟の民・官と連携し、「真のDX人材」を育てます
(短大人間総合学科を先導役にして 高校・大学と連動)
・青陵は、いつの時代にあっても人間の温かみが求められる分野の人材を
育て続けます
(子育て・看護・介護分野⇒こころの健康、不登校、引きこもり対応へ)
*人口減・人口流出の時代にあって
・青陵は地元の人材を地元で育て、地域社会に送り出すことで、新潟の
安心な暮らしと地域の活性化に寄与します(学園全体)
・青陵は新潟の企業・マスコミ、首都圏の大学などとの連携を強化して、
新潟へのUIターンを促進します(学園全体 特に大学、短大)
・新潟でスポーツ・ダンス文化を盛んにし、県内外の若者を育てます
(学園全体 特に高校、短大、大学)
*学園と地域との関係強化が求められる時代にあって
・2025年度に=「ソーシャルイノベーションセンター」(仮称)を学園に
設置し、住民の方々や産官と連携して、共に地域課題の解決に取り組みます
・2023年度から=青陵が立地する西海岸の松林、浜辺の環境を地域・民間
団体・行政と連携して改善し、多くの人が訪れ・楽しめる、快適な西海岸
(ハマベリング)づくりに着手します(学園全体)
・2023年度から=「地域の茶の間」や「子ども食堂」などを支援し、温かな
新潟づくりに寄与します(学園全体)
写真=サクラ3景③りゅーとぴあ脇のサクラです
―将来を展望し、確かなビジョンを持つ青陵学園に―
<超少子時代にあっても、「揺るぎない青陵学園」をつくるために>
*2022年度=「2040新潟青陵学園将来ビジョン」策定に着手しました(「建学
の精神」や策定済みの「青陵プロミス」=学生たちに「生きる力」と「専門的な力」
の育成を約束=などを踏まえたものです)
・9月に「将来ビジョン策定本部」を設置、PTが作業を開始しました
・青陵の建学の精神を基に、年度内に「ミッション」「2040ビジョン」
「長期戦略」、「グランドデザイン(長期計画)」を策定します
・ミッション=「人と社会の学び合いを循環させ、未来を拓く」(仮)
・2040ビジョン=「ソーシャルイノベーションの共創拠点の実現」(仮)
・長期戦略=①学校運営から戦略的学園経営へシフト
②デジタルを活用した経営・研究・教育の改革(DX改革)
③青陵独自の研究・社会貢献(SEIRYOサイクル)および
独自の教育プログラム(SEIRYOスタンダード)の開発など
・グランドデザイン=2023年度から各部門・テーマごとの中期計画
(2025年度から5年間)づくりに着手します
*2023年度は「将来ビジョン」推進に踏み出します
・中期目標・中期計画(2025~2029)策定へ動きます
テーマ別、分野別にチームを組み、優先順位の高いものから取り組みます
・策定した「グランドデザイン」を良い形で構築するため、内外の意見を聞き
ながら前進します
―新潟青陵学園は、「学生たちとの約束」「地域とのお約束」
2つの「青陵プロミス」を大切にして、前進していきます―
写真=学園風景(青陵キャンパスににぎわいがもどってきました)
「青陵将来ビジョン」策定は最終局面を迎え、今後「ミッション」「2040ビジョン」のワーディングなどを詰めて、間もなく確定させます。確定させたらこのブログでもご紹介します。また、これから学園の様々な表情、トピックスなどもお伝えしますので、ご愛読をお願いします。
新潟青陵学園・理事長 篠田 昭
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