ブログ「青空リポート」プロミス・ビジョンの到達点

教育

*ブログ「青空リポート」プロミス・ビジョンの到達点*

2023年8月21日

―相次いで「連携協定」を締結

高校改革チームは「報告書」提出―

<7日に2つの到達点を報告>

青陵学園が2040年のあるべき姿を描いた「青陵将来ビジョン」の発表会を8月7日午後に開催しました。将来ビジョン自体は5月に作成を終え、外部にお示しする資料を整理したのを踏まえ、関係者に「現在の到達点」と共に伝えるものです。これに先立ち、同日午前に開催した拡大学内理事会では「青陵プロミス~地域とのお約束」などについて「7月末の到達点」を報告し、さらなる前進をお願いしました。

写真(左)=関係者に「青陵将来ビジョン」と「ミッション」の到達点をお示しした発表会 (右)発表会を終え、記念撮影する関係者

青陵プロミスは将来ビジョン策定が大詰めに差し掛かった今年3月、理事長として発出しました。学園が今後、将来ビジョンで示す方向性の下、リモートなど先端的な教育スキルを駆使し、世界を股にかけてソーシャルイノベーション(社会課題などの解決)に飛び回るようになっても、「地域との関係を大切にし、『青陵が地域にあってよかった!』と思っていただけるよう行動していく」ということを、「地域とのお約束」の形で示したものです。

私としては「青陵プロミス」と「青陵将来ビジョン」を両輪として、学園の改革を前進させていきたいと思っています。現時点での「プロミス」「ビジョン」の到達点についてご報告します。

<5カ月弱で大きく前進>

青陵プロミスをお示ししてから5カ月弱。基本的には多くの分野で大きく前進できたことに感謝しています。例えば「真のDX人材育成」のテーマでは駅南プラーカに入居しているNINNOチームと連携協定を結び、来年度から短大の全学生がDXリテラシーに触れていきます。「こころの健康・不登校・引きこもり対応」では、面倒見の良い広域通信制で知られるさくら国際新潟キャンパスを運営する(社)「TKM」と協定を締結し、青陵キャンパスの一角にTKMの「青陵学習センター」を設置する一方、高校・短大に広域通信制を併置する方向で具体検討を進めています。

県内の多くの病院は看護人材不足に悲鳴を上げており、看護人材育成の役割は重要性を増しています。青陵では県内の看護ネットワークの要となると共に外国人材の育成にもウイングを伸ばしていきます。このことについては近くご報告ができそうです。

新潟の子どもたちを活気づける分野に「ダンス・スポーツ文化の普及」があります。ここではチビユニティを運営するダンスカンパニー「ユニティ」と連携し、小中学校へのチビユニティ派遣事業を開始しました。実施した小学校からは感謝のメッセージが寄せられていますが、さらに海外も視野に運動の輪を広げていきます。また、青陵大の女子バスケット部が7月の皇后杯予選・県選手権を初制覇するなど、足元の実績も挙がっています。

<UIターン促進へ関東学院大と連携>

新潟県の最も大きな課題とも言える若者の流出を抑制する運動にも取り組みます。その一つが神奈川県に立地する関東学院大学との連携で、7月26日に包括連携協定を締結しました。

写真(左)=関東学院大学との連携協定の調印に臨む(左から)菅原青陵短大学長、木村青陵大学長、小山関東学院大学長

(右)=調印式を終え、青陵学園理事長として感謝のご挨拶

同大は1万人を超す学生数を誇る総合大学で、新潟県からの学生が東京・神奈川を除くと2番目に多い状況にあります。一方では新潟へのUターン率が高い特性を持っています。一般的に県外大学から新潟へのUターン率は20%台と言われますが、同大を見ると40%近いUターン率を記録することもあります。Uターンを左右する要素にはどんなものがあるのか?同大を対象として若者たちの心理を探ると共に、「効果的なタイミングで県内の意欲的な企業の就職情報を届けることでUターン率をさらに上げることができる」と考えています。この仮説の下に、青陵学園が優良中小企業の情報を同大学生に届けるコーディネート役を果たしていきます。

写真=関東学院大学との連携協定の調印を終え、記念撮影に臨む両学園関係者

その際、先導的な役割を果たす企業群が青陵と協定を結んだNINNOチームです。NINNOチームでもIT人材の採用が窮屈になっており、首都圏の総合大学としっかりとした情報パイプが築けることは大きな魅力だそうです。県出身の同大学生を中心にNINNOチームの情報を青陵ルートで届けることで優秀な人材を獲得する可能性が大きく広がります。関東学院大もNINNOの先進的・意欲的な取り組みに関心を持ち、協定締結に小山嚴也学長らが新潟市を訪れた際に、NINNOを視察しています。今後、同大学生がインターンシップなどでNINNOと触れ合える機会をコーディネートしていきます。

写真(左)=NINNOを訪れた小山関東学院大学長と懇談する木山社長

(右)=NINNOの説明を聞く関東学院大関係者ら

もっとも、同大との連携の土台は相互の人材育成支援です。青陵にはない理工学部やデザイン系の学部を持つ同大と組めば、単位互換などでDX人材育成の可能性が大きく広がりますし、関東学院大としては青陵の福祉・心理などに関心を持っていただいており、ウインウインの道を探っていきます。また、青陵短大からは同大に編入して学びを深めることも可能になります。たまたま、青陵学園に関東学院大の卒業生がおり、また相手側にも新潟出身の大学職員がいたことから始まった連携ですが、新潟に根を張る学園がUIターンにも貢献できることを実績として示していきます。

<青陵の森と浜辺リンク作戦>

地域の方に最も喜んでもらえるプロジェクトは、青陵周辺の松林と海岸線をきれいにしていく取り組みかもしれません。この分野も既に「青空リポート」で報告済みなので、あまり繰り返しませんが、「月見草植栽プロジェクト」を4月に再開し、7月には月見草を愛でながら音楽を楽しむ「月見草の会」を賑やかに開催しました。いずれの取り組みにも地域の方からご参加いただいています。

そして西海岸に立地する青陵学園として最も重視すべきゾーンが学園周辺の松林と海岸線です。ここは学生・生徒たちの力を借りると共に、内野地区で海岸のクリーン作戦や学校・子ども食堂支援の実績のある(社)「スマイルストーリー」と6月に協定を締結。継続的に青陵の森整備に手を貸してもらっています。今後、別の森林整備グループや市中央区役所などと連携して数年単位で取り組み、成果を挙げていきます。区役所は既に背丈が伸びすぎて道路などからの見通しを悪くしている生垣を半分以下にカットするなどの作業に入ってもらっています。

このほか、新潟市の地域包括ケア推進モデルハウス「実家の茶の間・紫竹」を青陵大の学生12人が訪れ、お年寄りら利用者と歓談しながら研修の場にもするなど、地域の安心安全な暮らしへの支援の準備作業も進んできました。

<高校改革チームから報告書>

次に「青陵プロミス」を作成する基になった「青陵将来ビジョン」についてです。将来ビジョンの策定作業がほぼ終了した4月、「将来ビジョン推進本部」を発足させましたが、個別の改革チームは推進本部立ち上げを待たずに活動を開始していました。まず高校と短大を対象とする改革チームが今春に相次いで船出。改革案練り上げへの意見交換を精力的に重ねてきました。高校改革についてはこれまで、ともすれば「独自の取り組み」を学園の中で強いられていた感があったので、今回のチームでは16人のメンバーのうち高校教職員が6人、大学・短大・学園事務局から10人というチーム編成にし、座長も大学の特任教授から務めてもらいました。

学園全体で高校改革を推進する姿勢が高校側に伝わったのか、座長のリードが良かったのか、議論の過程で多くの高校教職員から現在の課題認識と改革への意見が示されました。また、青陵短大・大学の学生からも青陵高校を見てもらい、気づいた点をリストアップした作業も素晴らしかったと思います。

写真(左)=7月末に高校改革チーム座長の伊藤充青陵大特任教授から報告書をいただきました (右)メンバーとの意見交換で若干の感想も述べてもらいました

<改革へ「88のターゲット」>

その結果、大変多くの改革提案が挙がってきました。改革チームではこれを基にさらに議論を重ねて改革項目を整理。2025年度までに実施する「88のターゲット」と、2026年度以降に取り組む「22のアジェンダ」に分類してくれました。この中には高校だけでは判断できないものも含まれています。そこは「学園として責任を持っての判断」が求められており、この部分については早急に検討を詰めて、8月下旬には一定の方向を示していきます。

また、短大改革チームも同様に2025年度までに取り組む項目を精査しながら、2026年度には通信制を併置する方向で課題の詰めに入っています。

<さらに改革チームが議論と実践>

2つの改革チームに続いて①人事制度改革②学園ファイナンス機能強化③ソーシャルイノベーションセンター設置構想―の3つの改革チームもほぼ編成を終えスタートしました。ソーシャルイノベーションセンター設置については取り組みが多岐にわたるため①地域を巻き込んでの各種事業実践②同窓会を強化しつつ、連携協定を結んだメンバーらを含めて運動体に変えていく「青陵アルムナイ」活動③ソーシャルイノベーション研究科設置構想―の3つの分科会を設置することにしました。研究科設置チームを除いてすべての改革チームが動き出しています。

このように青陵学園は、地域とのお約束である「青陵プロミス」を大切にし、「青陵将来ビジョン」を胸に刻んで前進していきますので、今後も叱咤激励をよろしくお願いいたします。

 

 

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